2025年5月2日(金)、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」にて、宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が放送されました。
この作品を見た人からは、「分かりにくい」と言う評価が少なからずあるようですが、僕はそうは思いませんでした。
むしろ分かりやすいのではないでしょうか?
まあでも、僕はこの映画を見て、他の人と全然違うように感じたので、今回はその辺りについて書いていこうと思います。
スタートです。
この映画の終盤で、主人公・眞人(牧眞人)は大伯父(眞人の先祖・下の世界の創造主)のいる創造主の間(?)に行きますが、このシーンを見たとき、僕はこう思いました。
これって、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」じゃんw
って。
ここで、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」について説明します。
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は、1996年12月26日にNECのPC-98(パソコン)向けに発売されたギャルゲーです。
って言うより、エロゲーですw
僕は、1997年12月4日に発売されたセガサターン版をクリアしました。
以下、「君たちはどう生きるか」と「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の核心部のネタバレを含みます。
YU-NOのストーリーを書いていきます。
YU-NOは数多くの並列世界が存在する物語です。
ある人がAと言う行動をとるかBと言う行動をとるか悩んでいるとすると、その後の世界はAと言う行動をとった世界と、Bと言う行動をとった世界に分裂(分岐)します。
そのような世界を様々な世界が存在する世界として、並列世界と呼びます。
ある日、主人公・有馬たくやのもとに、死んだと思われていた父(有馬広大)から手紙が届きます。
手紙は広大が生きていることを示唆する内容で、さらに謎の装置リフレクターも付いていました。
リフレクターは異なる世界(並列世界)を移動するための装置で、父の研究などから、たくやは数々の並列世界が存在することを知ります。
ゲームの序盤は、ゲームスタートから2日ぐらいの間に分裂した並列世界間を行き来しますが、ゲーム中盤に、例えば2億年ぐらい前に分裂した異世界に到達します。
そこは現在の地球とは全く異なった世界で、エルフとかが生活してる世界です。
最終的には、父・広大は異世界で生きており、また、たくやも異世界にて妻セーレスとの間にユーノと言う娘を設け、ユーノは巫女(女王のような存在)として、祭り上げられます。
この物語の世界では、膨大な数の並列世界が誕生しており、ときとして、それらの世界は衝突し、消滅します。
ユーノは世界の衝突を回避するための巫女であり、この世界を守るため、父たくやとともに、この世の果て(?)で祈りをささげるのです。
普通は、1人で孤独に祈りをささげ、捕らわれたような詰まらない人生と、膨大な責任を背負うのですが、ユーノの場合は父が同行してくれたので、少しはマシと言うお話です。
話をまとめると、YU-NOは、主人公の父(広大)が異世界を発見し、主人公(たくや)も父に続いて異世界にたどり着き、たくやの娘ユーノが異世界を守ります。
「君たちはどう生きるか」では、大叔父が異なる世界を創造し、主人公が継ぐのを断り、世界が崩壊します。
「君たちはどう生きるか」と言うタイトルも、主人公の継ぐ継がないの選択や、並列世界に通じるようなニュアンスが感じられます。
また、「君たちはどう生きるか」と言う問いにも、
「僕は世界を継がなかったし、2人の母も世界を継がなかったよ」
って、答えることができます。
まあ、ユーノは継いだわけですけどね。
こう考えると、似てると思いませんか?w
家系、異世界、相続(?)と、3つも似てる部分がありますね。
「君たちはどう生きるか」と言うタイトルも、世界の分岐(並列世界)に通じるものがありますし…。
ってなわけで、僕は「君たちはどう生きるか」が難しいとは思わなかった、って話です。
おしまい。
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まったねえw
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