スマホとSteam(パソコン)で発売が表明されていた、“ファイナルファンタジー ピクセルリマスター”シリーズ。
しかし、同シリーズの発売をもって、スマホ版の一部タイトルが旧バージョンとなり販売終了となることが、7月1日に分かった。
なお、旧バージョンの購入者は購入サイトから引き続きダウンロード可能ではあるが、動作保証から外れる可能性がある。
今回発売されるファイナルファンタジー ピクセルリマスターシリーズは、オリジナル版がファミコンとスーパーファミコンで発売された1~6を全て統一された2D品質でリマスターした作品とのこと。
すでに1~6はいずれもスマホ版が販売されているが、今後についてはタイトルによって扱いが異なる。
スマホ版の3と4は3Dで発売されたため、3D REMAKE版として、今後も販売は継続する。
ただし、1、2、5、6については2Dで発売されたため「旧ver.」となり、新規での販売は終了する。
すでに購入された人は再ダウンロードは可能だが、動作保証から外れる可能性がある。
ちなみに、スマホ版3と4に限っては、少し前から3D REMAKEと表示されており、
「(バージョンアップしたのかな?
さすがスクエニ)」
と思っていたが、今回の発表で「むしろ逆だった」ことが判明した。
正直な話、ピクセルリマスターの画質は、スーパーファミコン程度と思われ、ほとんど期待できない。
わざわざリメイクする意味があったのか、とさえ思える。
どうせリメイクするなら、懐古主義と言うよりも、現在における最強の2DRPGを目指して欲しかったと言うのが本音である。
また、今回の発表とは直接の関係はないが、スマホ版のファイナルファンタジー7は当初から「オリジナルであるプレイステーション版をエミュレータで動かしました」みたいな品質の作品。
オリジナル版の評価はさておき、移植作品としては最悪と言っても過言ではないだろう。
ファイナルファンタジー7の購入者にとっては、バージョンアップによって、まともになる可能性がさらに小さくなったと言えよう。
(ファイナルファンタジー7についてはスマホ用のリメイクプロジェクトがすでに発表されていた)
また、スクエニは機種未発表ながら、「ドラゴンクエスト3 HD-2D Remake」も発表している。
こちらはこちらで、「これじゃない」感が出てくるから困る。
また、こちらもスマホで出るとなると、また新たな展開に発展する可能性が出てきて困る。
僕がクリアしたスマホ版のファイナルファンタジーは3と5。
3は3D REMAKEとして残るが、5は旧バージョンとしてこの世を去っていく(新規購入不可になる)。
悲しい世の中である。
下の写真は、今後は旧バージョンとなり、販売が終了するスマホ版ファイナルファンタジー5のもの。
